『我が眼の歓び』第二夜も、第一夜と同様、ナゾプロ氏をゲストにお迎えしました。

今回は、ゲスト自身が、自らに課した趣向にたった一人で立ち向かい、大橋宛の手紙という形式で、話を展開しています。ナゾプロ氏(の文章)の新たな魅力発見、といった感じでしょうか。

それでは、心ゆくまでお楽しみ下さい。


彼岸からの手紙

あかねさま。毎日メルマガ、お疲れさまです。

いつもいつも珍奇・珍妙な出来事にでくわす質は、一種の才能かと思います。

うらやましい気もしますが、平和ぼけした私の一時の気の迷いでしょう、きっと。

え〜と。「我が眼の歓び」、

おそくなってすみません。5月は仕事がたて込んでいたうえ、

かぜまでひいて、ここ1週間は3日でティッシュ2箱ペースで洟をかみ続ける日々でした。

きちく会の活動もなかなかできませんね。由紀子さんも極多忙みたいだし。

くだらないことでわずらわされたり、仕事だったり、もちろん趣味の時間だったりと、

けっこう、1カ月なんてあっという間ですな。

こばやし喫茶もあるしねぇ。前回店長の

さとり嬢は10年近く前から知ってるけど、いよいよもって「底知れぬ人物」という認識を深めました。

しかし、気づけばまわりはいい意味でオリジナルな人が多数。若干名「いい意味で」がつかない人もいるので、

すばらしいことです、と言い切ることはできないけど、

せちがらい世の中、まあいいんじゃないすかね、と。

そろそろ、面倒くさくなってきたな〜。

たいへんなこと思いついちゃったな〜。

ちなみに、明け方ふと目がさめたときにひらめいて、半睡状態ではすらすら埋まっていったんだけど。

つらいですね、いざ始めてみると。

ていうか、無謀か。まあ、気をとりなおして。

とつぜんですが、ご存じですか? 鬼クルミ。

なにやらハードで極悪なものと、ファンシーなるものの奇妙な融合感がありますよねぇ。校正してる車の雑誌

に出てきたのですが、あるメーカーのタイヤに配合されているらしいんです、鬼クルミとやらが。

ぬぬぬぬ〜。いったいどんな効果があるのか。やはりスリップしにくいのか。いやそれよりなんでクルミ?

ねえ? 思いついたあれやこれやをいちいち配合して確かめているのか?

のうさぎ。

はちの巣。

ひがん花。とか。

ふにゅにゅにゅ〜。

へんなの。世界は謎で満ちています。

ほんとうです。家の近くの商店街の元牛乳屋の親父は渡辺警士と名乗って、たったひとり世界の平和を

まもっています(彼は目つきの凶悪な渡辺和博といった趣です)。具体的には毎日店の前に

みずをまいて長方形とその対角線という図形の、結界らしきものをつくったり、

むう〜っと全身から警戒心を放出し違法駐車などがないよう、モップ片手に仁王立ちで

めを光らせていたり、大忙し。特筆すべきはそのコスチュームで、警帽は常時着用。冬は警備員風制服、

もう少しして暑くなってくると、下は短パン、上はなぜか素肌にエプロンひとつというセクシーさ。

や〜ん。しかもエプロンにはファンシーな書体でTOMATOと描かれてたりする。

ゆうきを出して、聞いてみたいですね、警士誕生秘話(悲話?)など、いろんなことを。

よしいも、5月に「??(「謎」と読んで)PRODUCTION」という組織のCEOに就任しました。

ら体にエプロンまでは思い切れないけど、いろんなものに「?」をつけるべく、適当な活動を展開した

り、しなかったりする予定。請う御期待?

るるるん。長かった道のりでしたが、そろそろお別

れの時間が近づいてまいりましたね。まあ、今後ともよ

ろしく!ということで。

わ〜い。あと2行!

をつかれさま!自分。

ん?


本当にお疲れ様でした。今回も、遊び心のある細工物を思わせる、素晴らしい読み物でした。

大変残念なことに、ナゾプロ氏の連載(?)は、第二夜でおしまいです。お別れは悲しいですが、ナゾプロさん(の文章)に、またいつかどこかでお会いできることを楽しみにしています。

さようなら、ナゾプロさん(の文章)!!
げんきでね、ナゾプロさん(の文章)!!
ありがとう、ナゾプロさん(の文章)!!

『我が眼の歓び』第二夜の感想は、こちらまでお寄せ下さい。
第三夜もどうぞお楽しみに。